ライオン印クロム革
株式会社メルセンの技術の源である明治製革株式会社は、明治44年に創業し靴底中心の厚革(床革)の生産を主として製造を行っていましたが、大正7年より、甲革、袋物などの薄物への進出を決めました。当時、日本陸軍との取引にて業務は順調でありましたが、来るべき将来に向けて、クロム甲革鞣成技術の導入を図りました。
大正7年、技師を米国に派遣して技術の習得を図るとともに、当時唯一の皮革技術者教育機関であった蔵前高等工業学校(現東京工業大学)の出身者を大量採用するなど新分野に進出するための準備も行われました。
翌8年チェコ人技師フランシル・A・ベセレーを迎え、東京本社に当時としては珍しい鉄筋コンクリート4階建ての工場を建設するなど新商品生産体制を整えました。
大正9年秋、「ライオン印クロム革」としてことに袋物業者にすばらしい歓迎を受け、明治製革製品が大きくはばたくこととなりました。製品に使われた原皮は当初羊皮の予定でしたが、国内事情もあり、牛皮の特に上質のものを使用することで、高級クロム革を生産することが可能となりました。
当時の皮革業界は、軍需用に一部日本メーカーの製品が用いられるのみで、一般的には「メリケン象皮」と呼ばれた米国品を中心にほとんどが欧米製品の輸入で占められていました。明治製革の「ライオン印クロム革」はその様な状況を打破できる国産品として広く流通、普及されることとなりました。
会社概要
株式会社メルセンは皮革製造加工メーカーです。研究開発に力を注ぎながら品質の高い革素材を提供し続けます。
社名 | 株式会社メルセン |
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所在地 | 本 社/〒395-0074 長野県飯田市松川町2211 TEL:0265-52-2711 FAX:0265-52-2710 東京営業所/〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-7-10 HR.NETビル11F TEL:03-5203-7801 FAX:03-5203-7802 |
ホームページ | http://www.melsen.jp |
設立 | 1989年(平成元年)10月20日 |
資本金 | 50,000,000円 |
代表者 | 代表取締役 中 川 武 人 |
主要製品 | ・インテリア用、自動車用革、航空機用革の製造販売 ・自動車内装部品及びインテリア内装部品の加工 ・エキゾチックレザーの製造販売 |
主要取引銀行 | 長野銀行 飯田信用金庫 八十二銀行 |
その他 |
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アクセスマップ
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